【ユーザー使用事例】メチャ早っ!!田植機溝切機の一筆書き作溝

みなさん、こんにちは。代表の備前です。

稲刈りも最終盤、一気に寒さも増してそろそろ冬支度が始まりそうです。

 

さて、今回は先日お邪魔したユーザー様から教えていただいた

溝切機の使用事例を紹介したいと思います。

 

溝切とは?

田植えから約1ヶ月ほどしたら、一旦田んぼを乾かしますがこれを「中干し」といいます。

その効果は?

過剰な分けつを抑制する(育ちすぎを防ぐ)

土中のガス抜きをして新鮮な空気を取り入れ根張りを良くする

土を乾燥させることで収穫時の機械作業をしやすくする

皆さんもうご存じですよね!

 

そのユーザー様は法人全体で約100町歩、ご自身で約60町歩水田管理されております。

いわゆる大規模法人様です。

したがって、一枚一枚時間をかけて管理していたら作業が遅れるだけでなく

稲の成長にも影響を及ぼします。

大規模管理されているユーザー様にとっても参考になる溝切機の事例を紹介します。

  1. 排水口を確認する
  2. 排水口の対岸から進入する
  3. まず中心部を時計回りに作溝作業をする(旋回する際は作溝板を下げっぱなし)
  4. あぜ周りを時計回りに作溝作業する
  5. 進入口から出ていく

赤い線の矢印のように一筆書きで作業機の油圧も下げたまま行います。

ここまでで30a(3反歩)だったら約5分の作業だそうです。

60町歩でしたら100分?

田んぼと田んぼの移動時間の方が長いと思いますが

それでも2日~3日の日程で終了するのではないでしょうか。

 

さらに

 6.排水口付近の溝どうしをつなぐ、溝の交差部をつなぐ

図にもあるようにピンクのマーカーで付けたようにマルチバイドバーを使って

排水口付近に2か所ほど溝どうしを繋いだり

交差した溝を繋いだりすることで

時間が加算されますが、排水の効果が更に向上します!

 

先代から受け継がれてきたカンや経験での作業する方法はとても大事ですが

今は管理面積規模が違います。

手作業から乗用へ機械が進化していくのと同じで

作業方法やかける時間も再検討しなければなりませんね。

また、大規模化していく専業農家の方だけでなく

兼業農家の方も限られた時間をいかにして有効に使うのか。

食べるためだけに農業するではなく、生活を豊かにするためにも

いろんなやり方、考え方があっても良いのかと思います。

以前マイナビ農業で取材してもらった内容も参考になるのではないでしょうか。

動画もご覧いただき、是非っ!検討材料にしてみてください。