2020年の製造を最後に在庫限りで販売していたスポット散粒器「パラ助」
ある園芸農家さんの一言で販売を再開したいと思います。
トマトやきゅうりの植穴処理(殺菌剤)に苦労してる
パラ助を販売していたものの、恥ずかしながら実際はどういったシチュエーションでお使いいただいているかほぼ把握しておりませんでした。
とある日、園芸農家さんと交流することがあって、普段どんなことに苦労されているか聴きました。
そうしたら
「トマトやきゅうりの植穴処理に苦労している」
「植穴に1~2グラムの殺虫剤を入れるのに適当になってしまうし、しゃがんでのさぎょうなので大変」とのことです。
詳しく聴くと殺虫粒剤にたまに付属している「サジ」いわゆる軽量スプーンで撒いている。
そのサジの容量摺り切りで1無いし2グラムになっていて
さらに高いところから振りかけることができないので、植穴のそばに近づけて撒かなければならない。
それを何千穴やらなければならないから、腰は痛いし辛いので量も適当になって、結局殺虫剤を追加で買いに行かなければならないということです。
その作業が正確にラクになる道具があったらいくら出します?
それなら以前作っていた「パラ助」で解決できるじゃないかと思った私は「その作業が正確に散粒出来て、作業が楽になる道具があるならいくら出しますか?」との問いに
その農家さんは25,000円は出してもいいと答えました。
当時、1万強ほどで販売していたのですぐさまこれは復活させるしかないと思ったのでした。
試作と試験
早速、会社に戻り設計担当と協議。当然図面は残っているのでもう一度作って試験してみようという流れになりました。
殺虫剤「アドマイヤー粒剤」を購入し、早速試験。