当社製品が風評被害に???

当然のことながら予定していた出張は全てキャンセル。社内に居ることも当然多く

PCに向かう時間が増えています。

よって、このようにブログや未公開の動画編集を含めたYouTubeへのアップロード回数が増えています。

当社は製造業ですので、固定した工作機械を使い、

また、今の時期は農業機械業界では最も重要な春需要期間のため、

こんな時でもおかげさまで製品の注文が入り出荷しなければなりません。

よって毎日出社し、リモートワークには程遠い業種であることは間違いありません。

しかし、営業や納品で外出する機会が減った事により、オンラインで繋がれたPCに向かうことで、

どうしても情報が入りやすい環境になります。

今、この事態にメディアではいくつもの「ヨコモジ」が乱立し、我々国民はその言葉に戸惑わせ不安にしています。

どこかの知事さんがテレビで当社の製品名を言っているではないか!?

そのヨコモジは「ロックダウン」、「オーバーシュート」、クラスター、パンデミックetc

そんななかにスーパースプレッダー

平時なら歓喜に沸くところですが、いやいやいや…わーわーわー…え~~~(困)

つまりここでの意味は「積極的に蔓延させる感染者」ってことですよね?!

もう、そんな言葉を口にしただけで、えっ?ビゼンの製品!?感染者?みたいな事態にならないだろうか??

そんな不安に陥りました。

もうこの際、製品名の意味を調べてみました

前記もした通り、割と時間がありますのでこの製品の意味を調べてみました。

既に昨年終売となった元祖「スプレッダー」



かれこれ初号機から30年以上になるのでしょうか。

畦に住み着く生き物が穴を明け、せっかく水田に入水したのに漏水していたという不満や問題に着目したそうです。

ロール状のビニールシートを保持し、畦に沿って前進させることと爪が付いた円盤にシートが引っ掛かり

回転する円盤とともにビニールシートが泥土に刺さることでシートが張られていく仕組みです。

これも農家さんが考えたアイデアだったそうです!

当社がそのアイデアを製品化し、「スプレッダー」と命名した歴代社長は昔から名付けに評判がありましたので

この製品もかなりの想い入れとともに、おかげさまでロングセラー商品になり

多くのユーザー様に喜ばれ、その愛称で呼ばれました。

スプレッダーからくるであろう「スプレッド」をWikipediaで調べてみましたら

その中に、パンやクラッカー塗る「塗り物」の事 とあります。

なるほど、畦=「パン」、ビニールシート=「バター」とくれば

「スプレッダー」はバナーナイフの役割でしょうか。

つまり”畦にビニールシートを塗っていくアイテム”を想像し、「スプレッダー」としよう!

と考えたに違いありません。

手前みそですが、今は亡き先代のネーミングセンスにオシャレだなぁ。と思った次第です。

今はと言うと??

そんなオシャレなネーミングセンスをもった畦シート塗り機「スプレッダー」はなぜ終売となったのか?

多様な農作業から農業機械の進化があります。その中で生まれたのが畦塗機です。

トラクターに乗ったまま畦を強固に押し固める機械です。

つまり、歩いて労力を使わず畦の漏水を防ぐことができます。

これにより年々販売台数は減少していきます。

加えて動力を持ち合わせていない人力なのでかなりの労力を必要とされていました。

そして、現在は「スーパースプレッダー」としてエンジンという動力と車輪を兼ね備え、

本来の役割に加え労力を大幅に軽減した製品として進化しています。

”風評被害”にならないことを祈るばかりです。(←そんな知られている訳ではないですが)

なんなら、この言葉に乗じてこの製品を”広く積極的に拡散”してくれればなぁと思いブログにしたためました。

併せて動画もご覧いただき、これから始まろうとしている代掻きあとの水管理にお役立てできると思います。

とりあえず、当社スタッフはご家族含め元気に業務しております。

引き続き、皆さんの健康をお祈り申し上げます。