TOCやMGを学んで考え方が変わってきた①

せっかくリニューアルした当社ホームページも
製品の利用事例だけじゃなく、わたしの視点で今何を考えているかも
可能な限り発信していきたいと思います。

題して、
特集「TOCやMGを学んで考え方が変わったかも」
その第1弾の今回はこのような内容です。

忘れたころに届く、ネットショップ関連のフリー雑誌
特集のタイトルを見た瞬間、中身を読むのをためらってしまう。

なぜなら、最近わたしが学んだTOCやMGは逆を言っているから。
ホンダイノベーションの小林三郎さんならこう言うだろう。
「そんなどっかで聞いたことあるようなこと言ってるようじゃ
ぜーんぜんダーメ。退場ーっ!!」

・売上アップ=TOCやMGでは「売り上げは役に立たない」
正確には会社の意思決定に売り上げは役に立たない
なんですが、最初聞いたときには驚きでしたが、図解によって
とても理解することができました。

TOCやMGを学ぶとこの会計表が一般的になります。この表をMQ会計表といいます。
もし、売価(P)1割値引きしたら、経常利益(G)はいくら?って問題は有名です。
答が気になる方は下記リンクからご覧ください。

とてもためになる参考サイト
https://takuramiya.com/plotlist/uriage-machigai/
https://agritoc.com/toc-quiz/

・業務効率化=TOCでは(内容によっては)「大きな山は小さく崩す(一個完了)」、「繋がりとばらつき」、「仕事をボトルネックに合わせる」
どの作業にも潜在的にこうやった方が早く終わるという意識があると思います。
その仕事の経験が多ければ多いほど、先入観で自分が思っている方が絶対に早いと思い込んでいるのです。
例えばある製品を10個完成させるのに1~5の作業があったとします。
どちらが早いでしょうか。
<A>
1,1,1,1・・・を10個繰り返した後、
2,2,2,2・・・を10個
3・・
4・・
5・・10個完成
<B>
1,2,3,4,5・・・1個完成
1,2,3,4,5・・・2個完成
あと8回繰り返し
合計10個完成

答はB
この方が早いかったという事例がいくつもあります。

とてもためになる参考サイト
https://takuramiya.com/toc/4196/
https://takuramiya.com/toc/2154/

・無駄を省き=TOCでは「無駄(バッファ)を味方につける」
どの業種も一般的には無駄を省いて業務効率を!
効率よくバランスをとれた会社を目指そうとしていますよね?
TOCを学ぶ中で、無駄を味方につける!と聞いて「嘘だろ!」をビックリした一つのワードです。

その一部を当社で少し実践しました。
昨年までは製品の在庫無くても受注していました。
当社ではよく「受注残」と言ったりしています。
農繁期、作業時までに間に合えばいいという考え(当社並びに販売店ともに)
あまり問題にしていませんでした。
しかし、在庫が無いということはお客様をお待たせするだけではなく
その後も次々とご注文いただく方をさらにお待たせさせる、
場合よっては注文を取り下げる件数が多くなってきました。
その後、当社に在庫が無いと理解した事業所さんからは
電話での在庫確認はもちろん、もう注文は来ません。

いわゆる「売り逃し」をしていました。

その後、当社はある決断をしました。
年間を通じて台数が見込めるある製品についてはわざと多く、
協力会社に依頼して作ってもらいました。塗装前の半完成品です。
要は多くの「仕掛り在庫」を抱えることを選択しました。
その結果、極端な話、ご注文が入った後、塗装し組み立てし出荷しても
最長で2日間で出荷できるようになりました。
ほどなく在庫=無駄(バッファ)を作ることで「売り逃し」を低減することができました。

この雑誌であるような文言は聞こえはいいですが
取り組み事例がすべて自分の業種、業態に合うかどうか見極めが必要です。
また、わたしが学んだTOCの文言に「えぇっ!」「ちょっと何言ってるかわからないんですけど…」
と感じることが多かったわけですが
当社でも実際に少し実践した結果、想定通りの成果を生むことができました。

ちょっとでも共感するなぁと
ご興味ある方はこちらものぞいてみてください。

たくらみ屋(MG,TOC,指示ゼロ,MQ会計など)
https://takuramiya.com/
農業TOC(小規模農業でお金を残したいと思っているなら是非)
https://agritoc.com/

森本さん、我孫子さん。勝手に引用してしまって申し訳ございません。(事後報告(笑))

あぁー、長くなってしまった。
こんなことでは、ブログも長続きしない。
でもがんばる。