ミゾホール カタログ ダウンロード
- 雑草の種や害虫の越冬を抑制>>>溝から深部まで冬の冷気を入れる
- 稲わら、稲株を減らしたい>>>切断や天地返しで乾燥分解
- 雨水が溜まって土が嫌気性になりそう>>>腐敗ガスを抜いて微生物を活発に
- 畦ぎわギリギリを額縁のように掘りたい>>>溝掘機本体の位置を変えて自由に掘る
※トラクター用溝掘機ミゾホールは個人宅への配送不可 西濃運輸の営業所止め参照
※購入後は初期不良を除き返品はお受けしません。
石がある圃場など無理な使用方法による破損は初期不良にはなりませんのでご注意下さい。
初期不良の判別は返送検品後となります。検品前に交換品をお送りする事はできません。
返送前に修理や加工をした場合は保証や交換対象外となりますのでご注意下さい。
オモダカ、クログワイを減らしたい
オモダカ、クログワイ等は種子ではなく、土中にある球根のような塊茎(かいけい)から伸びます。塊茎は冬の間も土中に残り、次のシーズンになると芽を出します。この塊茎は寒さと乾燥に弱いという特性がありますので、稲刈り後に深く秋耕をするのが理想的です。
細かく溝を掘ることで、土中に冬の冷気を入れたり、全体を乾燥させることができます。塊茎を弱らせ、萌芽や塊茎の増殖を抑える等の効果が期待できます。ただし塊茎を作るような難防除雑草は一度では駆逐が難しいため何年もかけて根気よく塊茎が育ちにくい土壌環境にする必要があります。
稲刈り後は必ず秋耕や溝掘りをする、春まで何度もしてみるなど、秋冬に必ず実施する作業として、溝掘り、天地返しなどを取り入れる事が重要です。
乾田、土質改善、防除が一度に期待できる
【水田用溝掘機ミゾホールは、乾田、土質改善、防除が一度に期待できます】
溝を掘ることで低い位置にある溝に水が移動し、周囲から水分が抜けていきます。溝があることで表面積も増えて内部まで酸素が入り、また天地返しされた土は風や雨によって空気中の窒素とよく混ざり合い、自然の肥料を取り込みます。風化作用により土も細かくなり、代掻きの土が軟らかくなります。
秋から作溝しておいた場合は冬の冷気が深いところまで浸透し、越冬しようとする病害虫や雑草などを減らし、一定の防除効果が期待できます。溝があることで雪解け水の乾きも早くなりますが、春作業前に再度ミゾホールをお使い頂くと更に効果的です。
稲刈り後の土はどうしても固くなる
稲刈り後の圃場の土は、コンバインが走った事で押し固められています。雨が降っても縦浸透しにくくなっており、水が貯留しやすくなっています。特に雪の多い地域では積雪で更に土が押し固められてしまい、雪解け水がなかなか染み込んでいきません。水が貯まったままの水田は気温の上昇と共に嫌気化が進み土質を低下させる原因になります。
溝掘りする列の間隔に決まりや制限はありませんが、10aあたり3~5本が目安です。滞留水が多くなかなか乾かない場合は4~5本ほどにすると良く乾きます。
明渠掘り/トラクター用 溝掘機/ミゾホール(KM-56H/56T)
トラクター用ミゾホールには2種類
- センター位置固定型 KM-56T
ミゾホールを3点リンクに直装し、常に車体中央で牽引しながら作業します。ウェイト用のボックスを装備してます。溝の幅や深さは共に15cmです。
- スライド枠 1,800mm付 KM-56H
3点リンクに1,800mm幅のスライド枠を直装し、その後方にミゾホールを取付します。スライド枠の範囲内でミゾホールを左右どこでもお好みの位置で牽引しながら作業します。
※いずれも小馬力の小型トラクターから使用できますが、70馬力を超える大型トラクターでは慎重な作業が必要です。また一部の乗用管理機等でもトラクター型の3点リンクが装備され、一般的なトラクター用アタッチメント類が使用できる機種であればミゾホールも装着可能です。
※1,500mmスライド枠のKM-56は生産および販売終了しました。
取付方法はトラクター車体に直装となります。純正のオートヒッチ、クイックヒッチ等は使用しません。これらの3点リンクやヒッチは取り外したうえで、トップおよびロアのリンク部にミゾホールを直接取付します。(下記写真を参照)
またトラクター機種ごとに「 ****の機種に取付できますか?」とご質問を頂く事がありますが、各メーカー別に多くの機種があるため各トラクター別の取付可否にはお答えできませんのでご了承下さい。
※注意:トップリンクのロッドが短いとミゾホールが傾きますので作業できなくなります。必ず長いタイプをご用意下さい。ミゾホールは実際に掘る位置で、横から見て水平から若干前傾が理想です。
ロアのリンク取付状況。
※抜け止めのピン等は車体のものを利用します。製品には付属しません。
※ロア取付の際は、左右の張り調整ネジを回してリンク幅を調整のうえ取付します。取付後はミゾホールが左右に大きく揺れない程度に均等に張られているかご確認下さい。
ミゾホール使用上の注意
- 石や異物のある場所で使わない
- 旋回しながら掘らない
- スキ先刃を回転刃より深くしない
トラクターや田植機などでいきなり強く牽引するとスキ先刃を固定しているビームが伸びて曲がったり、ビームの根元が破損する場合があります。使用を始める際には慣らし運転として、まずスキ先刃を寝せた浅い角度で、かつ低速からお試し頂くようにお願い致します。
特に、調整ハンドルを回す際は花形コルター(回転刃)の切る深さより下にスキ先刃を下げないようにご注意ください。刃先に大きな圧力を受けるためビームが曲がるなど破損の原因となります。また、掘るときは前方への直線走行のみが原則です。刃を下ろしたまま旋回やバックをするとビームが曲がります。ターンのときは作業機の上げ忘れにご注意下さい。これらの場合は使用直後であっても有償修理となりますのでご了承下さい。
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石が多い場所は破損が早くなります
花形コルターや、スキ先刃を含むビームAssyは消耗品となります。花形コルター(車輪)や先端のスキ先刃は刃物と同様のため摩耗すると刃先が丸くなり切れ味が悪くなります。定期的に研いでいただくと切れ込みや土揚げの良さを維持できますが、摩耗が進むと小さくなっていきますので状態を見て交換をお願いします。またビーム部分も経年の負荷により金属疲労などで変形する事があります。特に土中に石が多い圃場では石の衝突や負荷でコルターやスキ先刃が刃こぼれしたり、ビームが曲がる可能性があります。負荷による変形や破損は保証対象とはなりませんのでご注意下さい。
土が詰まってしまう時は
ミゾホールで作業をしていると一時的に土が詰まることがあります。その場合は下記の理由が考えられます。
- ミゾホールが上下している
田面の起伏などで走行中にトラクターが上下すると、ミゾホールも一緒に上下して土が正しく排土板の方向へ流れず滞留する事があります。堀り上げが浅くなると土が入ってこないため流れなくなります。油圧昇降がきちんと下がっているかを確認すると共に、ミゾホールにウェイトをかける等で浮き上がりや跳ね上がりを抑えるようにしてください。 - 深く掘りすぎている
スキ先刃の角度調整を垂直に近くする(刃の位置を深くする)ほど土を多く持ち上げるため、排出が追いつかず詰まることがあります。また四隅や外周など部分的に軟らかく深い場所になると急に土を多く掘り上げて同様に詰まることがあります。多量に土を持ち上げると圧力で刃を支えているビームが曲がったりしますのでスキ先刃は回転刃の下端より下げないようにして下さい。花形コルター(回転刃)が切れなくなったら
花形コルターは車輪としての役目と共に、土を切断する回転刃でもあります。使用と共に刃先が摩耗していき切れ味が悪くなります。定期的に金属用のヤスリ等で研いでいただくと性能を維持できます。研磨や摩耗などで外径が小さくなってきた場合には交換も可能ですので、2枚セットでコルター軸と共に部品として交換下さい。
トラクター用 溝掘機 ミゾホールの排出方向について
ミゾホールは全機種共に土の排出方向は進行方向の右側となります。排土板を左用に交換することで左揚げ仕様に変更可能です。注文時に指定がない限りは標準の右揚げ仕様となります。ただし左揚げ仕様ご指定の場合は有料オプションとなりますのでご注意下さい。注文間違いによる返品や交換はお受けできませんので予めご了承下さい。
配送、お届けについて
トラクター用ミゾホールの配送は大型貨物のため個人宅にお送りできません。ショッピングカートより個人でご注文の場合は最寄りの西濃運輸ターミナル止めとなりますので、お客様による引き取りが必要になります。または、送り先を農機店様やお勤め先など企業や法人宛にして頂ければ配送が可能です。ただし、必ずオフィスや店舗があり常時受取できる人がいる場合に限ります。受け取れないと再配達料金などの追加料金が発生する場合があるためご注意下さい。>>>>営業所を確認
KM-56T/KM-56H購入はこちら
KM-56T
KM-56H
溝掘機/耕運機用/管理機用ミゾホール KM-16

管理機、耕運機、テイラーに溝掘機ミゾホール取り付けて溝掘り作業が行えます。
KM-16(ウエイト台つき) 110,000円(税込) / 100,000円(税別)
※2025年よりKM-16とKM-26が統合され、ウエイト台が標準装備でKM-16となりました。
お手持ち機種の接続部寸法により
標準ヒッチ(外寸93mm)
小ヒッチ(外寸72mm)
上記いずれかをご選択ください。※下図参照
ご指定がない場合は標準ヒッチとなります。
※KM-36は在庫限りにて生産終了となります。
KM-16購入はこちら
121,000円(税込) / 110,000円(税別)
明渠掘り/溝掘機/運搬車用/ミゾホール KM-36
- 取付金具、ステー等の自作 (部材調達・切断・溶接等)
- 運搬車本体との接続(溶接取付・穴開けボルト固定等)
- 取り付けたい運搬車の部分が、溶接や穴開け加工が可能な材質かどうか
- 取り付けたい運搬車の部分に、溶接、穴開け加工して接続する広さがあるか
- 築水キャニコム社の運搬車は加工できる取付スペース自体がないため使用できません。
KM-36購入はこちら
運搬車用
※取付には運搬車の加工が必要です。加工に必要な部材等は付属していません。事前に整備工場等で、部材の調達や溶接を含めた加工のご相談をして下さい。
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