パラットについてよくある質問

密苗や密播などの高密度播種した苗箱への施薬量は?

箱施用剤の使用量は育苗箱(30×60×3cm、使用土壌. 約 5L) 1 箱当り50gと決められておりますので、現行法では高密度播種した苗箱におきましても例外なく基準を外れる量の施薬は認められておりません。なお、高密度播種を含めた全ての苗箱へのパラット使用における作物等へのいかなる影響につきましても弊社は責任を負うものではありません。

パラットを播種機のどの位置にセットしたらよいですか?

床土後、覆土前でしたらどの位置でも構いません。
比較的新しいタイプの播種機はコンパクトになってきており、播種と覆土とのホッパーのスペースがきわめて狭いので、播種前にパラットを設置するケースが多いです。

薬剤が種もみに触れても問題ありませんか?

播種時での登録を取得している箱処理剤については問題ございません。
詳しくお知りになりたい場合は、お使いの各農薬メーカーにお問い合わせください。

潅水した後に薬剤を撒くと偏ったりしませんか?

ご購入される培土をご使用する場合は、水の浸透性も良いので
水が溜まることで薬剤が寄ってムラが出るということはありません。
むしろ、潅水により浸透された培土に薬剤が載ることでしっかり吸着するというイメージに近いです。
また、薬剤後に潅水する場合も水分により寄せられることはありません。

どんな箱処理剤の種類でもパラットを使って播種時に撒けますか?

いいえ。播種時処理登録された箱処理剤以外は使用しないでください。
パラットで使用できる箱処理剤は下記からダウンロードしてご覧ください。
もっと詳しく知りたい方は、お近くのJAまたは農薬販売店等にお問い合わせください。にお問い合わせください。

カスミン粒剤は使用できますか?

カスミン粒剤の場合は播種同時施薬の使用量が苗箱1枚あたり15~20gとなっています。
パラットKS-25SPでは少量すぎて均一さが一定とならない可能性がありますので不向きとなりますが、少量散布用KS-25H(最大30gまで)にて対応は可能です。ただし一般的な50gを散布する箱処理剤には使用できなくなりますのでご注意下さい。

薬剤が高価ので少なく撒いても大丈夫ですか?

農薬の法律により、箱処理剤に関しては1箱当たり50グラムと定められています。
それ以外は登録外となりまして法律違反となりますのでご注意ください。
また、薬剤の効果を最大限に発揮させるためにも50グラムの散布でお願いいたします。
(※県などの指導による散布量についてはこの限りではありません)

パラットを使って化成肥料を撒きたいのですが。

まず、パラットを設置する環境を確認してください。
1.高さ 拡散板の高さを規定通りにしないと、脇にこぼれたり、中心に集中する場合があります。苗箱から拡散板の高さを25センチにセットしてください。(※薬剤によっては20センチにセットする場合もございます)
2.平行・水平 作業を行う地面が平行・水平に保たれていないと散布ムラの原因になります。

いつも田植え時に撒いているので播種から撒くと薬剤の残効は短いのでは?

もちろん播種から田植えまで平均約半月の期間差がありますので田植え後の効き目が薄れるのではと思われがちですが、育苗期から成分が効いてきますので田植え時には既に病害虫に強い苗が育つわけです。
条件が整えば、播種時の施薬のみで追加の防除も必要ないケースもございます。
詳しくはJA・農薬販売店にお問い合わせください。
(※必ずしも追加防除しなくても良いということではありません。)