水田除草機/人力株間除草機 2条用(SW-23) 3条用(SW-3N)

除草時の主なトラブル

フロート(滑り板)が潜って苗を巻き込んでしまう
白い転車が苗を巻き取る、または引き抜いてしまう
ローラーが土に入らず除草効果が弱い

これらは特に導入初年に多いトラブルです。除草機は田の環境で大きく性能が変わります。土の深さ、高低の有無、列の正確さ、操縦の正確さ、などの違いに結果は大きく左右されます。逆にこれらの「除草機が効果を発揮できる条件」を整えれば上手に除草が行えます。今までと同じ方法で代かきや田植えをしてから、そのまま除草機を入れて、うまくいかない、という声を聞きます。この場合は次年度より下記のような土作りから始めて頂けるようお願い致します。また深すぎる圃場、直播など田面が固い圃場、などの場合には除草機には適しません。

稲刈り後に秋耕し土を乾燥させる
土作りは前年の秋のうちから始めます。これは除草機が能力を発揮するのにとても重要な「柔らかく細かい土」を作るのに不可欠だからです。稲刈り後の圃場はコンバインで踏み固められたり、手を加えず放置されることで固く締まってしまいます。秋耕、つまり稲刈り後に耕うん作業をすることで掘り起こされ、空気に触れ乾燥が進み、砕けやすくなります。稲わらも細かくなり除草機に絡みにくくなります。冬の冷気が浸透し雑草の種子や病気発生の抑制など防除効果も高くなります。細かく砕けやすい土は、春の代掻きで固まりのない柔らかいトロトロ層を作る基本になります。ミゾホールなどで明渠掘りをして乾かすのも非常に有効です。
代かきは丁寧に、平らになるよう行う
田面の高低が多いと除草機やフロート板が土に潜り込み、苗の周囲の土を抱き込んだり押しのけたりして正常な作業が行えませんので、代掻き作業は非常に重要です。２回代掻きをするなど、耕うん作業を細かく丁寧にすることで細かく柔らかい除草しやすい土づくりをします。代掻きツメが摩耗していると作業効果が弱くなりますので注意してください。仕上げのハローでも高低のない水平な田面に留意してください。
苗をまっすぐ植える
田植え時にカーブしたり蛇行したりした場合、後から除草での歩行操作が難しくなってしまいます。列が曲がっている場所では除草機が苗に当たり易くなりますので、田植えの際は慎重にお願い致します。
水量を適正にする
除草作業時の適正水深は約3cm(+-1cmぐらいまで)です。多すぎても少なすぎても除草効果は得られなくなります。特に少ない場合は土を抱き込んだり動かしてしまいますので、苗の欠損トラブルの原因となります。作業前日までに水深を調整して頂けますようお願いします。
出張体験サービスをご相談下さい
上記の事前準備の有無や圃場環境の違いにより、思ったような効果が得られない場合がありましても購入後の返品はお受け致しません。弊社では出張体験サービスも実施しておりますので、事前に充分ご検討をお願い致します。

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